W造とは
W造とは木造のことで、Woodの略です。
主に戸建住宅、低層アパートなどに用いられている構造です。
(低層アパートは2階建て、3階建ての物件です。)
メリットは?
最大のメリットは材料費が他の構造(鉄骨、コンクリート)よりもコストがかからないということです。
建築工期も短期で建てることができるので、建築費も節約できます。
その為、家賃が安く提供できます。
また、通気性が良くマンションで悩みがちな結露、カビからも守ってくれるため特殊な手入れは不要です。
デメリットは?
メリット部分でお話した、通気性が良いところがデメリットにも影響を出してしまいます。
通気性が良いことに、空気も通してしまいますので他の構造(鉄骨、コンクリート)よりも遮音性が低くなってしまうのが最大のデメリットです。
その為、上下左右に生活音が響きやすく近隣住民とトラブルになってしまうケースがあります。
耐熱性能にもよりますが、夏は暑く冬は寒いのもデメリットです。
S造とは
S造とは鉄骨造のことで、Steelの略です。先程の木造物件の柱、梁の骨組みに鉄骨に用いた構造です。
ですので、それ以外は木造です。
賃貸物件には重量鉄骨と軽量鉄骨があります。その違いは銅材の厚さです。6mm以上のものを重量鉄骨と表し、6mm以下のものを軽量鉄骨と表します。
グレード的にはもちろん重量鉄骨の方が上です。
メリットは?
木造よりも災害に強い。(地震、水害など)遮音性も木造よりは高いものがほとんどですが、木造と同じくらい音が響くものもあります。
柱が鉄骨で強く支える力も強くなるので、部屋を広くできたり、ガレージハウスのような1階がガレージで2階が住居などの物件も作れます。壁は木造の為、将来的なリフォームもしやすいこともメリットです。
デメリットは?
木造より建築コストがかかり、建築期間も長い。地盤強化をしなければいけない土地の場合はさらにコストがかかってしまいます。その為、家賃も高くなってしまいます。
遮音性も木造よりは高いですが壁が木造ですのでほとんど変わらいない。
RC造とは
RC造とは鉄筋コンクリート造のことで、Reinforced Concreteの略です。
主要構造部分にコンクリートが使われていおり柱、梁に太い強度な針金が入っており、鉄筋、コンクリートを組み合わせて強度な建材になっています。
メリットは?
コンクリートなので遮音性がかなり高く、耐火性、耐震性高いことがが最大のメリットになります。
近隣の方の生活音はほとんど気にならなくなると思いうので静かに暮らしたい方、音に敏感な方にオススメです。
また建材が強度なので、地震にも強いのが特徴です。
デメリットは?
建築費用がかなり高くなるのがデメリットです。
その為、賃貸物件の家賃が木造、鉄骨造に比べて高く設定されます。
また遮音性が高い分、高気密になるので結露、カビなどが発生しやすい環境になってしまい、定期的な手入れが必要な場合があります。
SRC造とは
SRC造とは鉄骨鉄筋コンクリート造のことで、Steel Reinforced Concreteの略です。RC造にプラスして鉄骨を支柱としているのでさらに強度な構造になっています。
中高層、大きいマンションなどに多く用いられています。
メリットは?
RC造よりもより一層、優れた耐火性、耐震性、耐久性があります。
その為、安心安全に生活が出来ます。
この構造であれば文句無しではないでしょうか?
デメリットは?
建築コストが一番高くなるので家賃も高額に設定されます。
また、賃貸物件には数が少ない構造になります。
分譲マンションを賃貸で出すことも少ないのであればラッキーです。
ごく稀に遮音性が悪かったなどと聞くこともあるので内覧の際は気を付けて見て下さい。
構造により様々なメリット、デメリットがあるので覚えておくとお部屋探しに生かせると思います!
築年数などによっても物件の質が変わったり、設備の良さが変わったりとありますので、トータルのバランスを見ながら物件を決めていきましょう!!
皆様にピッタリのお部屋をお探しさせて頂きますのでお気軽にお問い合せ下さい。